かつて不用品はリサイクルショップで売り、古本は古本屋に売るというのが定番でしたが、今の時代はメルカリで売ったり、ヤフオクで売るというのが当たり前のようですね。
最近では使い古した靴を大手シューズ販売会社が店内で使えるサービス券と交換してくれたり、全国チェーンの紳士服販売会社でも同様にスーツをサービス券と交換するなど、リサイクル、リユースという流れが定着していることはとてもいいことだと思っているniyutaです。
今回は、このリサイクル、リユースという流れの中で、
「えぇ!こんなものまでが現金化できるの?」
というちょっとビックリで驚きの情報を集めてみました。
実際に調べてみてビックリした上に、そのどれもが理由を聞いて超納得してしまう、そんなものばかりです。
これを読めば、さっそく家にある「お宝」をゴソゴソと探し出す羽目になってしまうほど、ちょいと目から鱗系の内容になっています。
えぇ!こんなものまで その①は!
玉ねぎの皮
玉ねぎの皮って、あの薄茶のピラピラした、片づけるのにちょいと厄介なアレのことです。
それが立派な染料として使用できるのです。
草木染めといって、玉ねぎの皮の色素がタンパク質と結合することによって独自の色に染まることで、絹やウールの染色にかなりの需要があります。
状態や量、無農薬かどうかという点で金額も変わってくるようですが、だいたい80グラムで300円前後で取引されているようです。
玉ねぎの皮はどこの家庭にも結構ありますし、保存しておいても場所も取りませんので、意外と狙い目かもしれませんね。
トイレットペーパーの芯
これもほぼほぼゴミ箱へ直行する品物ですが、結構需要があるんです。
数がまとまればまとまるほどいいのですが、利用先は保育園や小学校といった教育現場で、工作の材料として大量に使うみたいです。
確かに子供のころ、こういった家にある廃材で工作といったクラフト作業にいそしんだ記憶がありますよね。
だいたいの相場ですが、トーレットペーパーの芯10個でおおよそ100円で取引されています。
また牛乳パックも同様にニーズがあり、こちらの相場は、どこでも手に入るメーカーのパックですと1つ1円~10円ほどですが、地域限定の図柄が入っていたり海外のものや、期間限定のパッケージだと数百円から数千円にもなる場合があるようです。
この域になると、工作の材料としてではなく、恐らくコレクターでしょうね。
髪の毛
これは正直、驚きというよりも一瞬ホラーな気分になってしまいましたが、理由を聞いて納得しました。
これはエクステ業者や理美容関係の商材メーカーが購入するようで、補充毛髪として、またはカットの練習用として使うようです。
そのため買い入れる条件というものがあり、長さが最低20センチ以上で、重さも40グラム以上あること、そして髪をカットしてから1か月以内のもの、というのが一般的です。
相場は100グラム300円~500円程度で、1メートル以上あると100グラム700円~1000円ほどになるようです。
人によって髪質が違いますから、結構な需要があるようで、縮れありとか固めの髪質、ということでも値段が変わってくるようです。
面白いですね。
包装紙
こちらも工作やクラフト目的だと思いますが、意外とコレクターの方も多い一品です。
大手有名百貨店のものなどは特に人気で、シールはがれ跡がないものだと特に高く売れるようですし、ブランド包装紙などは人気の商品です。
また、地方にしかないレアもの包装紙や外国モノ、そして高価格取引は何と言っても、今は無きお店の包装紙、例えば「ダイエー」とか「マイカル」とかが入っていることで高値になるようです。
更には、昭和を感じさせるレトロな包装紙や、駅弁の包装紙も大人気で、めったに出回らないでしょうが、駅弁の掛け紙(包装紙の上に更に被せる幅のちょっと狭い紙)や戦前の包装紙などはオークションになるほど高値になります。
包装紙の相場はピンきりですが、基本は1枚1円から高いもので数百円という感じです。
包装紙つながりでおまけの情報ですが、ガムの包み紙もいい値段になりますよ。
関心がある方は調べてみてくださいね!
コーヒーのカス
コーヒーの豆を挽いて、おいしいコーヒーを飲む人は多いと思いますが、その時に出る豆カス、これも立派な商品です!
利用目的は、脱臭剤として、除湿剤として、肥料として、そして以外にも防虫対策としても利用できるようなのです。
脱臭効果は実は活性炭以上と言われていますし、豆カスの表面にある微細な隙間が湿気を吸ったり、通気性の改善や、微生物の住処となるため除湿剤、肥料としての効果もあるんだそうです。
そしてコーヒーの香りは防虫効果があることも知られていますので、土と混ぜて十分に発酵させれば、肥料兼天然防虫剤ともなる頼もしい存在なのです。
相場はだいたい1キロ100円という感じですので、これは自宅で色々と使った方がいいかもしれませんね。
離婚届
正直、一番びっくりしたのがコレです!
だって「離婚届」ですよ!役所に行けば基本はタダでもらえるものですから!
でもこれも実は売れるんです!
実はこれは、忙しくて役所に取りに行けない人、相手(パートナー)に知られることなく手に入れたい人、いざという時のためにとりあえず準備しておきたいという人、そして相手とケンカしたときにその気は無くても対抗手段の一つとして提示する武器として……
う~ん、頷くしかないですねぇ~!
書き損じてもいいように、2枚セット、3枚セットなんて状態で売ることが出来るようで、結構な人気商品のようです。
ちなみに相場は大体1セット100円ほどです。
高いのか安いのか価値が分かりませんが……
木の実
今の季節ですと「松ぼっくり」が人気ですね。
クリスマスシーズンにむけて、リース作りに欠かせないアイテムですし、ドングリやくるみ、ナッツなども売買されています。
こういった自然のものは四季に応じて売買され、春になればつくしなども取引対象になっていますし、落ち葉なんかも人気商品です。
相場ですが、松ぼっくりは大体1個50円ほど、ドングリで1個20円ほどです。
うちの子なんか、よくめちゃめちゃ拾ってるんですが、売れるなんて……
指定の学校体操着
私が子供の頃は、小学校、中学校の体操着と言えば、兄弟のお下がりを来ていた人がクラスに何人もいました。
一人っ子であれば新品を買ってもらえるのは当然ですが、兄弟が多い人はお兄ちゃんやお姉ちゃんのお下がりをもらい、しかも名札の部分を消して(お兄ちゃんやお姉ちゃんの名前を消して)使っているというのが、そういえば当たり前のような時代でした。
実は今の時代、一人っ子が多いのですが、その学校の指定体操着は新品で買うと平気で1万円以上もする(競争がないため指定業者がその分上乗せしているということなのでしょう)ことから、ネットでの売買が秘かに流行っているようです。
「○○市△△小学校指定、中古男子体操着」とか「●●学区▲▲中学校指定、中古女子体操着」というタイトルで出品されており、新品で買うよりもかなり安い値段で購入できるため、奪い合い状態になることもしばしばとのことです。
地域などで相場はかなり差がありますので、関心がある方はご自身でお調べになってみてください。
アイス用木のスプーン
スーパーやコンビニでカップアイスを買うと「スプーン付けますか?」と聞かれて「はい、お願いします」と言えばもらえる無料の木のスプーンです。
ハーゲンダッツやサーティワンのようなプラスチックのスプーンではなく、紙の包装紙に包まれた薄い木のスプーン、あれです。
何に使うかというと、ラッピングなどをした際のちょっとしたアイテムにするそうで、スタンプを押したり、贈る相手の名前を書いたり、ワンポイントとしての効果があるようで、結構な需要となっています。
なるほど、確かにちょっとした贈り物の箱に、あのスプーンが添えられていて、簡単なメッセージや自分の名前が入っていれば、ちょっとどころかかなりうれしいかも、と思ってしまいますよね。
ちなみに未使用状態のスプーンで、相場は1個1円~です。
はずれ券、使用済み券
最後にご紹介するのは、これは誰でも必ずと言っていいほど持っている、または簡単に手に入るもので、はずれ券や使用済み券です。
はずれ券とは、宝くじのはずれ券、馬券や競輪といった公営ギャンブルのはずれ券から、地元商店街の福引のはずれ券といったものも大丈夫です。
使用済みの券とは、定期券など使用期限が終わったものを指します。
ではなぜこういったものが売れるのかといますと、例えばその券がたとえはずれでも、使用済でも、出まわっている数が少なかったり、開催名が今は無いところであったり、地名が合併や統合などで使われなくなった名前が入っているということに価値があるのです。
また、日付が平成11年11月11日というように「1並び」であったり、昭和64年1月7日(昭和最後の日)の日付けが入っているだけで値段が吊り上ります。
もうすぐ平成も終わり、新しい年号になりますので、平成最後の日付の券をしっかりと取っておいて、時間が経ったら売れば意外な値段になるかもしれませんよ。
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